以前、過敏性腸症候群(IBS)で苦しんだ学生時代を振り返った記事を書きました。
今では症状はほとんど出ておらず、病院にも通っていないので、ほぼ完治の状態です。
以前の記事はコチラ>>過敏性腸症候群と学生生活
今回は、過敏性腸症候群の個人的な対処方法について書いていきます。
恒久的な対処
病院に行く
まずは病院へ行き、医師と相談をすることをお勧めします。
過敏性腸症候群の原因は人によって異なるので、まずは医師に相談をし、自分に合った解決方法を見つけましょう。
正直、私は専門でもない近所の内科医にかかって薬をもらっただけなので治りませんでした…。
なので、ネットで調べて、過敏性腸症候群を専門で扱っている病院に行くことをお勧めします。
今では時代も変わって、過敏性腸症候群を専門的に見てくれる医者も増えていると思うので…。
ストレスの原因から逃げる
それができたら苦労しないんだけど、という話ではありますが…。
症状が本格化した高校時代は、保健室に逃げたり、早退したりして何とか対応してました。
また、私は、大学進学と同時に過敏性腸症候群の症状がほとんど見られなくなりました。
高校までは、自由にトイレに行けない授業中やテスト中に症状が出ていたのですが、大学では、講義に自由に出入りできたり、テストが無く提出物のみで評価されるのが改善につながったのだと思います。
といっても、大学でも自由に席を立てなかったり、テストがあったりする講義もあるので、その時は症状が出ていたりしました…。
過敏性腸症候群の原因となるストレスから逃げられる環境にいる方は、治すというより発生源から逃げる方が良かったりするかもしれません。
食事改善
FODMAPをご存じでしょうか?
フォドマップ(FODMAP)は小腸内で消化・吸収されにくい糖類(Fermentable:発酵性、Oligosaccharides:オリゴ糖、Disaccharides:二糖類、Monosaccharides:単糖類、Polyols:ポリオール)の略称である。
フォドマップ - Wikipedia
出典がWikipediaで申し訳ないのですが、
FODMAPとは、小腸内で消化・吸収されにくい糖類の頭文字を取った総称(AはAnd)で、FODMAP制限は一部の過敏性腸症候群患者に効果があるとされています。
FODMAPは小腸で吸収されにくいため発酵し、結果としてガスが生じます。
実際に試してみましたが、確かに腹部にガスの膨満感をあまり感じなくなりました。(個人的には、特に玉ねぎを制限するとおならが出にくくなったと感じました)
ただ、FODMAPを知ったのはほぼ完治していた大学の頃で、試したのも期間も1か月に満たない程度だったので、実際に効果があったのかはよく分かりません。
また、FODMAP制限が別の病気を引き起こす可能性もあるので、実際にやってみたい方は、医師と相談のもと、実行をお願いします。
FODMAPに関するアプリもいくつか出ているので、実践してみたい方は参考にしてみてください。

一時的な対処
私は恒久的な対処であまり改善しなかったので、症状が出た・出そうなときに個人的にその場その場で対処している方法を記載します。
呼吸法
個人的に一番使用している方法です。
方法は簡単で、深呼吸するだけです。
感覚としては、吸うのが1秒、吐くのが10秒程度でしょうか。
腸は、動かすのが交感神経優位、休めるのが副交感神経優位、呼吸は、吸うのが交感神経優位、吐くのが副交感神経優位なので、吐く時間を気持ち多めに取って、副交感神経優位に持っていこう!という魂胆です。
変に腹式呼吸をすると腹部に意識が行き、症状を悪化させかねないので、普通の呼吸程度で、細く長く吐くのがお勧めです。
腹部を温める
カイロで腹部に貼って温めます。
場合によっては背中にもカイロを貼ります。
夏場はTシャツ1枚だったりするので、貼るカイロをパンツやズボンに貼らずに挟んでます。
カイロに頼っていると、カイロを持ち忘れたことがトリガーとなり、症状を引き起こす可能性があるので、持ち歩くカバンには常にカイロを2, 3枚常備しています。
トイレに駆け込む
もうどうしようもなくなったら、意を決してトイレに駆け込みます。
普段からトイレに行きやすいように、通路側やトイレに近い席に座って、経路を確保しています。
旅行先などでは、施設の案内板や、「トイレ情報共有マップくん」などを使って、事前にトイレの場所を把握しています。

まとめ
以上が私が試した・実践中の対処法です。
参考になれば嬉しいです。
また、自分はこうしているみたいなのがあれば、コメントなどで教えてください。