BuffaloのNASを購入したのですが、スマホだと自宅内(Wi-Fi)ではアクセス可能なのに対し、自宅外(4G回線)からではアクセスできないことに気付いたので、4G回線でもアクセスできるよう設定した内容を、備忘録がてら紹介したいと思います。
ちなみに、本記事は、すでにNAS本体やスマホアプリの設定が終わっており、Wi-Fiではアクセスできるが4G回線だとアクセスできないような方向けの記事となっているため、アプリ等については暗黙的に知っているものとして進めています。まだの方は、ユーザマニュアル(https://manual.buffalo.jp/buf-doc/35020346-13.pdf)を参考に設定を進めてください。
UPnP設定の確認と設定方法
まず初めに、使用しているルータがUPnPに対応していれば、基本的には4G回線からでもアクセス可能です。ただ、対応していても無効になっている場合は4G回線からアクセスできません。
ルータがUPnPに対応しており、有効にしても問題ないという方は、以下の設定をすることで4G回線からアクセスが可能です。
- ルータ設定画面から、UPnPを有効にする
- NASWeb設定画面から、Webアクセスの「ルーター自動設定機能(UPnP)」設定を有効にする
設定方法
ルータのUPnP設定
「使用しているルータ名 + UPnP」等で検索して各自で調べてください。例として、Buffaloのルータでの設定方法が記載されたページをリンクしておきます。 www.buffalo.jp
NASのUPnP設定
以下リンクを参考にしてください。基本は、Web設定画面から「詳細設定」→「ファイル共有」→「Webアクセス」の編集画面で「ルーター自動設定機能(UPnP)」を有効にするのみかと思います。 www.buffalo.jp
ルータがUPnP非対応または無効にしたい場合
次に、ルータがUPnPに対応していない、セキュリティ等の都合でUPnPを無効にしたい場合について説明します。
IPアドレスの固定
NASの初期設定では、DHCPが有効でIPアドレスを自動取得する設定になっている場合がほどんどだと思うので、NASのIPアドレスを固定します。すでに固定している場合は飛ばしてください。
設定は以下のリンクを参考にしてみてください。
ポートの開放
NAS利用のためにポートを開放します。設定方法は「使用しているルータ名 + ポート開放」等と検索して各自で調べてください。
以下に設定内容例を示します。設定項目・内容は使用している環境で異なるかと思いますが、それぞれ上手いこと当てはめて設定してください。
プロトコル | TCP |
---|---|
LAN側 | 固定したNASのIPアドレス |
LAN側ポート | 9000 - 9000 |
WAN側 | 0.0.0.0 |
WAN側ポート | 9000 - 9000 |
NASの設定
Web設定画面から、「IPアドレス」と「Webアクセス」の設定・確認をします。
IPアドレス
Web設定画面の詳細設定から「ネットワーク」→「IPアドレス」の編集画面で以下の内容を確認します。恐らくIPアドレスを固定した時に変更されていると思いますが、想定と異なる場合は設定してください。
- DHCPが、無効にするになっているか
- IPアドレス・サブネットマスクが、固定したNASのIPアドレス・サブネットマスクになっているか
- デフォルトゲートウェイ等が、想定した値になっているか
ちなみにデフォルトゲートウェイは、コマンドプロンプトで「ipconfig」と打てば分かります。
Webアクセス
Web設定画面の詳細設定から「ファイル共有」→「Webアクセス」の編集画面で以下の内容を設定・確認します。
- ルーター自動設定機能(UPnP)が、無効になっているか
- ルーター外部ポート番号・NAS内部ポート番号が、ポートの開放で指定した値になっているか
その他の設定はいじらなくても大丈夫ですが、もしBuffaloNAS.com登録機能が無効になっている場合は、有効にしてネームとキーを設定したほうが良いような気がします。
アプリの設定
スマホアプリ「WebAccess」でNASにアクセスできるか確認します。入れない場合は再度設定し直してください。
まとめ
設定としては以上となります。
もし、不明点等があればコメントなどで教えてください。できる限り対応したいと思います。
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